インフレーション―分類―原因別―コスト・プッシュ・インフレーション(供給インフレ)
コスト・プッシュ・インフレーション(供給インフレ)とは 【cost pushi inflation】
コスト・プッシュ・インフレーションの定義・意味・意義
コスト・プッシュ・インフレーションとは、供給側の人件費、原材料費、燃料費などのコスト(必要経費)の増大が、商品価格に転嫁されて、物価が上昇すること(インフレ)をいう。
つまり、コストの増大が物価を押し上げている状況である。
インフレーションの原因を供給側のコスト面からとらえる考え方である。
略して、コスト・プッシュ・インフレ、あるいは、供給インフレともいう。
コスト・プッシュ・インフレーションの位置づけ・体系
コスト・プッシュ・インフレーションは、インフレを原因別に分類した場合の一種である。
インフレは、古典的には(?)※、主に実体経済に起因するものとして、次の2つに大別されていた。
- ディマンド・プル・インフレーション(需要インフレ)
- コスト・プッシュ・インフレーション(供給インフレ)
※マネー経済がまだ拡大していない時代という意味で。
このうち、コスト・プッシュ・インフレーションは供給側にインフレの原因がある場合である。
ディマンド・プル・インフレーションの分類・種類
ディマンド・プル・インフレーションは、次のような種類がある。
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