インフレーション(インフレ)―バブル(バブル経済・バブル景気)
バブルとは
バブルの定義・意味など
バブルとは、金融緩和に伴うカネ余り現象を背景に、だぶついた大量の資金が生産面以外の土地や株式などの資産の投機に流れ込み、これらの資産価値が経済の実体・実態以上に投機的に上昇することをいう。
村尾 英俊 『「なぜ?」がわかる政治・経済』 学研教育出版、2015年、486項。『理解しやすい政治・経済』 文英堂、174頁。『政治・経済用語集(改訂版)』 山川出版社、2009年、131頁。
バブルの意義・役割・作用
バブルの崩壊→デフレ
ハイバーインフレまで極端でなくとも、インフレで景気が過熱すると、人々は大胆になって、カネを借りまくり、リスクの高い資産にまで手を出すようになる。これがバブルである。
しかし、熱狂はいつかは冷める。人々は何か(たとえば、金利の上昇)をきっかけにして、手を出した資産のリスクの高さに気付いて、リスク資産を手放そうとする。
すると、それをきっかけに資産の投げ売りの連鎖が始まってバブルが崩壊する。
そうなると今度はデフレへの転落を恐れなければならなくなる。
中野 剛志 『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』 ベストセラーズ、2019年、32項。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 15 ページ]
- 物価
- 物価―物価指数
- 物価―物価指数―企業物価指数
- 物価―物価指数―消費者物価指数
- 物価―物価指数―GDPデフレーター
- インフレーション(インフレ)
- インフレーション(インフレ)―バブル(バブル経済・バブル景気)
- インフレーション―原因
- インフレーション―分類―原因別―ディマンド・プル・インフレーション(需要インフレ)
- インフレーション―分類―原因別―コスト・プッシュ・インフレーション(供給インフレ)
- インフレーション―分類―原因別―コスト・プッシュ・インフレーション(供給インフレ)―輸入インフレ
- インフレーション―分類―速度別―クリーピング・インフレーション(クリーピング・インフレ)
- インフレーション―分類―速度別―ギャロッピング・インフレーション(ギャロッピング・インフレ)
- インフレーション―分類―速度別―ハイパー・インフレーション(ハイパー・インフレ)
- デフレーション(デフレ)
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ
- ホーム
- 経済学
- 基礎概念・基本概念
- 経済主体
- 経済主体―企業
- 経済主体―企業―分類―株式会社
- 経済主体―企業―分類―非営利法人
- 経済主体―企業―分類―非営利法人―一般法人
- 経済主体―企業―企業結合
- 貨幣・通貨
- 経済体制―市場経済(資本主義の前提)
- 経済体制―資本主義
- 経済体制―資本主義―資本
- マクロ経済―基本概念
- マクロ経済―国富と国民所得―国富(ストック)
- マクロ経済―国富と国民所得―国民所得(フロー)
- マクロ経済―国富と国民所得―国民所得(フロー)―GDP
- マクロ経済―景気変動
- マクロ経済―需要と供給
- マクロ経済―金融
- マクロ経済―金融―金融市場
- マクロ経済―金融―金融市場―役割―資金調達と資産運用
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―株式
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―株式―消却・併合・分割―株式分割
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―取引
- マクロ経済―金融―金融機関
- マクロ経済―金融―金融機関―中央銀行
- マクロ経済―金融―金融機関―市中金融機関
- マクロ経済―金融―金融機関―公的金融機関
- マクロ経済―金融―金融政策
- マクロ経済―財政
- マクロ経済―物価
- 経済事象の相関関係・原因と結果・因果関係
- 経済学