金融―仕組み―リターン―金利―決定
金利の決定
金利の決定理論
金利(利子率)の決定理論は、古典派経済学の貸付資金説とケインズの流動性選好説に大別される。
今日では貸付資金説が有力である。
小学館 『日本大百科全書』
なお、金利(利子率)に対する考え方の違いは、供給がそれ自ら需要を作り出すという考え方(セイの法則。古典派経済学)と需要が供給を決定するという考え方(有効需要の原理。ケインズ)の違いを生み出すという。
有効需要(ゆうこうじゅよう)とは - コトバンク https://kotobank.jp/word/有効需要
貸付資金説
需要と供給の法則
自由金利のもとでは、金利も、理論的には、一般の商品と同様に、需要と供給の法則により決定される。
すなわち、資金の借り手(需要者。企業)が貸し手(供給者。家計)よりも多ければ金利は上昇し、少なければ低下する。
金利変動の個別的原因・理由・要因
経済成長率
経済が成長しなければ、資金需要が高まらないので、金利は低いままとなる。
逆に経済成長率が上昇する場合には、投資の需要が増加し、金利は上昇する。
通貨残高(マネーストック)
通貨残高(マネーストック)が減少する(お金の供給が減少する) → 金利が上がる
通貨残高(マネーストック)が増加する(お金の供給が増加する) → 金利が下がる
インフレ
美和卓 『20歳からの金融入門』 日本経済新聞出版社、2009年、42頁。
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