［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

投資信託―分類―投資対象による分類―公社債投資信託（債券型投資信託）

公社債投資信託とは

公社債投資信託の定義・意味・意義

公社債投資信託とは、主に、国債、地方債などの安全性の高い公社債（債券）を中心に運用する投資信託をいう。

２０１０年（平成２２年）３月１８日に改正された投資信託協会の「商品分類に関する指針」では、次のように定義されている。

３. 投資対象資産による区分
…
（2）債券…目論見書又は投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的に債券を源泉とする旨の記載があるものをいう。

なお、公社債投資信託は、狭義では、長期公社債投信を指す場合もある。

公社債投資信託の位置づけ・体系

公社債投資信託は、投資信託をその投資対象から分類した場合の一つである。

なお、投資信託は、その投資対象から次の５つの種類に分類される。

1. 株式投資信託（株式）
2. 公社債投資信託（債券）
3. 不動産投資信託（不動産投信（リート））
4. その他資産
5. 資産複合（旧バランス型投資信託）

公社債投資信託の別名・別称・通称など

公社債投資信託は、公社債投信、あるいは債券型投資信託（債券型投信・債券投信・債券ファンド）などとも呼ばれる。

公社債投資信託の特色・特徴・特性

公社債投資信託のメリット・長所・利点・有利な点

ローリスク―安定的な利回り

公社債投信は元本保証ではないが、元本割れをするリスクはかなり低い金融商品である。

なお、株価と債券価格とは相反関係にある。

この関係を利用した資産運用（分散投資・資産配分）について、次のページを参照。

株価と債券価格の関係・関連・連携・つながり

低コスト

一般的に公社債投資信託は、株式投資信託と比較すると、販売手数料や信託報酬は低めに設定されている。

公社債投資信託の分類・種類・区分

公社債投資信託には、たとえば、次のようなものがある。

投資対象地域による分類

1. 日本債券ファンド（国内債券ファンド）
2. 外国債券ファンド

投資対象となる公社債による分類

1. ＭＲＦ（マネー・リザーブ・ファンド）
2. ＭＭＦ（マネー・マネジメント・ファンド）
3. 短期公社債投信
4. 中期国債ファンド
5. 長期公社債投信（狭義の公社債投信）
6. 外貨ＭＭＦ
7. 外国債ファンド

公社債投資信託の所得税法上の取り扱い

所得分類

公社債投資信託の収益の分配金は、所得税法上、利子所得として取り扱われる。

そのため、源泉分離課税方式が適用され、一律に２０％の税率で源泉徴収され、それで課税関係は終了する。