資産運用―リスクとリターン―リスク―分類―市場リスク―金利リスク(金利変動リスク)
金利リスク(金利変動リスク)とは
金利リスクの定義・意味など
金利リスクとは、市場金利が上昇することにより金融資産の価値が変動するリスクをいう。
金利変動リスクともいう。
金利リスクの具体例
銀行の貸出金利
銀行が一定の金利で長期間の貸し出しをしている間に、経済成長率があがったり、インフレが起こったりすると、銀行は低い金利のまま貸し続けなければならないというかたちで損をする。
美和卓 『20歳からの金融入門』 日本経済新聞出版社、2009年、48頁。
債券価格の下落
金利リスクの代表的な例は、市場金利の上昇により、債券価格(そして、その結果として債券を組み入れた債券投信)が下落することである。
なお、このように、金利と債券価格は、金利が上昇すると債券価格が下降し、金利が下落すると債券価格は上昇するという関係にある。
FX(外国為替証拠金取引)のスワップ金利の下落
金利が上昇すると、FX(外国為替証拠金取引)で受け取れるスワップ金利が下落する。
もし、金利差が逆転するほどまでに金利が上昇すれば、逆にスワップ金利を支払う立場になる。
この金利リスクがFXスワップ運用における本質的なリスクである。
住宅ローンの支払利息の上昇
住宅ローンで変動金利のローンの場合※は、支払い利息が上昇する。
※固定金利のローンでは市場金利が上昇しても将来の支払い利息は変わらない。
金利リスクの位置づけ・体系(上位概念等)
市場リスク
価格リスクや為替リスクとともに、市場リスクのひとつとされている。
なお、資産運用(投資)上のリスクは、一般的には、次のように分類される。
金利リスクの指標
デュレーション
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