インサイダー取引(内部者取引)
インサイダー取引とは 【insider trading】
インサイダー取引の定義・意味など
インサイダー取引とは、会社関係者が、会社の業務等に関する重要事実を知り、その公表前にその会社の株式等の売買を行うことをいう。
金融証券取引法
(会社関係者の禁止行為)
第百六十六条 次の各号に掲げる者(以下この条において「会社関係者」という。)であつて、上場会社等に係る業務等に関する重要事実(当該上場会社等の子会社に係る会社関係者(当該上場会社等に係る会社関係者に該当する者を除く。)については、当該子会社の業務等に関する重要事実であつて、次項第五号から第八号までに規定するものに限る。以下同じ。)を当該各号に定めるところにより知つたものは、当該業務等に関する重要事実の公表がされた後でなければ、当該上場会社等の特定有価証券等に係る売買その他の有償の譲渡若しくは譲受け、合併若しくは分割による承継(合併又は分割により承継させ、又は承継することをいう。)又はデリバティブ取引(以下この条、第百六十七条の二第一項、第百七十五条の二第一項及び第百九十七条の二第十四号において「売買等」という。)をしてはならない。…
インサイダー取引の別名・別称・通称など
内部者取引
インサイダー取引とは内部者取引ともいう。
インサイダー取引の規制
金融証券取引法
インサイダー取引は金融証券取引法が禁止している(167条・168条)。
インサイダー取引を行った者は、利益が出ていたかを問わず、刑事罰や課徴金の対象となる。
インサイダー取引の規制の理論的根拠・理由
非効率的な財の配分
…一部の人しか知らない情報を持ち込んで、一部の人だけが株式の売り買いで確実にもうかるような状況が生まれたらどうなるでしょうか?
おそらく、情報を先に手に入れることができないような立場にいる人たちは、ばかばかしくなって市場で株式の売り買いをするのをやめてしまうはずです。すると、市場で株式が売り買いされるときの値段と、人々が考えているその会社の将来の見込みとの関係(参考→時価総額)はだんだん薄れていってしまいます。これは、実は大変なことなのです。極端に言えば、市場で株式が売り買いされたときの値段が、正しくなくなってしまうことを意味するのです。
インサイダー取引を犯罪として扱っているのは、できるだけ多くの人がいろいろな情報を持ち寄って市場で活発な売り買いを続けてもらうためには、会社の成功の見込みに関わる重要な情報を誰もが平等な条件で手に入れることがどうしても必要なことだからなのです。…
美和卓 『20歳からの金融入門』 日本経済新聞出版社、2009年、128-129頁。
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