[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


資産運用―対象―商品―金融商品―金融派生商品(デリバティブ)


金融派生商品(デリバティブ)とは 【derivative

金融派生商品の定義・意味・意義

金融派生商品とは、既存の金融商品等(株式債券為替コモディティ金利など)から派生して開発された金融商品の総称をいう。

デリバティブとも呼ばれている。

金融派生商品の内容(分類・種類・区分・類型)

金融派生商品は、たとえば、次のような取引がある。

たとえば、金融商品に関する会計基準では、金融派生商品(デリバティブ)は次のように定義されている。

金融商品に関する会計基準企業会計基準第10号)
…先物取引、先渡取引、オプション取引、スワップ取引及びこれらに類似する取引(以下「デリバティブ取引」という。)…

金融派生商品の趣旨・目的・機能・役割

リスクヘッジ手段

金融派生商品(デリバティブ)は、各種のリスク価格リスク金利リスク為替リスクなど)を回避するためのリスクヘッジ手段として利用される。

ただし、リスク回避の方向ではなく、逆に、高リスクの方向にして投機として利用することもできる。

レバレッジ手段

金融派生商品を利用して、レバレッジをかけて少額で巨額の取引を行うことも可能である。

金融派生商品の評価・批評・批判など

否定的見解等

デリバティブはレバレッジが高ければ高いほどリスクが高くなる。

アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェットは「デリバティブは金融の大量破壊兵器」といったという。

肯定的見解等

デリバティブはレバレッジを高くしすぎると、ギャンブル性が強くなる。

しかし、このレバレッジ率は自分で決定することができるものである。

レバレッジをかけない(レバレッジ率を1倍にする)こともできる。

こうなると、たとえば、危険なイメージがつきまとう先物取引も現物取引とあまり変わらなくなってくる。

しかし、それにもかかわらず、取引にかかるコストは先物取引のほうがかなり安い。

そして、同じことは、FX(外国為替証拠取引)と外貨預金についてもあてはまる。

使い方さえ誤らなければ、デリバティブは個人投資家にとって強力なツールの一つとなる。

金融派生商品(デリバティブ)の会計簿記経理

貸借対照表価額(資産または負債評価基準)

金銭債務の会計・簿記・経理



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