マクロ経済―金融
当カテゴリのコンテンツ
当カテゴリのコンテンツは以下のとおりです。全 34 ページあります。
金融
金融とは、資金が余っているところ(家計など)から資金が不足しているところ(企業など)へ資金の融通を図ること、つまり、資金の貸借をいう。消費や投資などの経済活動は、貨幣が国民経済の経済主体のあいだを血液のように循環することで、はじめて円滑に行われるが、金融は、この貨幣の循環のために必要なしくみ・メカニズムである。為替という重要な機能もある。金融には資金調達と資産運用の2つの側面がある。金融―機能①―資金調達
資金調達とは、企業や家計が必要な資金を調達することをいう。資金調達には①自己金融②直接金融(資本による資金調達)③間接金融(負債による資金調達)という3つの方法がある。金融―機能①―資金調達―負債による資金調達―間接金融―借入
借入とは、借りるという方法で資金調達をすることをいう。金融―機能①―資産運用
資産運用とは、家計や企業がお金を金融資産に貯蓄または投資(広義)することをいう。資金が余ったところから資金が必要なところへ資金の融通を図ること(貸し借り)を金融というが、その貸す側面が資産運用である。これに対して、借りる側面を資金調達という。なお、経済学的には、たとえば株式の売買などは投資(狭義)ではなく、資産運用ということになる。金融―機能①―資産運用―負債による資産運用―融資
(複製)貸出とは、銀行が資金を貸し付けることをいう。融資ともいう。銀行の資産運用の方法のひとつで、その中心的なものである。また、貸出業務は銀行法で定められている銀行の固有業務のひとつとされている。銀行の貸出に対応しているのが、企業などの借入で、また、銀行の貸出を可能にしているのが、家計などによる預金である。金融―機能①―資産運用―資本による資産運用―出資
(複製)出資とは、株式・持分等の地位を取得するかたちで法人等に金銭や金銭以外の財産を給付することをいう。出資は資金調達・資産運用の方法のひとつとして、原則として資本を構成し、借入などの負債による資金調達とは異なり、返済が予定されていない。金銭出資と現物出資に大別される。金融―機能②―為替
為替とは、決済の方法として、現金ではなく手形・小切手、ゆうちょ銀行の為替、振込・振替等によって送金することをいう。遠隔地に現金を送金することなどに伴う労力・不便・危険を避けるために行われる。金融のもつ重要な機能のひとつであり、銀行の固有業務のひとつとされている。金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替
為替とは、ゆうちょ銀行が行っている送金サービスのひとつで、ゆうちょ銀行の口座をもっていない相手に対して、手持ちの現金またはゆうちょ銀行の口座の預り金を為替証書に換えて送り、その証書と引換えにお金を渡すものをいう。金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―種類―普通為替
為替とは、ゆうちょ銀行が行っている送金サービスのひとつで、ゆうちょ銀行の口座をもっていない相手に対して、手持ちの現金またはゆうちょ銀行の口座の預り金を為替証書に換えて送り、その証書と引換えにお金を渡すものをいう。金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―種類―定額小為替
為替とは、ゆうちょ銀行が行っている送金サービスのひとつで、ゆうちょ銀行の口座をもっていない相手に対して、手持ちの現金またはゆうちょ銀行の口座の預り金を為替証書に換えて送り、その証書と引換えにお金を渡すものをいう。金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―為替証書(郵便為替証書)
為替証書とは、ゆうちょ銀行の為替のサービスにおいて、ゆうちょ銀行が為替金を受け入れたときに差出人に発行する証書で、受け入れた為替金の額が表示されており、為替証書の受取人はこれと引換えにゆうちょ銀行に為替金の払渡しを請求できるものをいう。金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―為替証書―普通為替証書
普通為替証書とは、普通為替において、ゆうちょ銀行が為替金を受け入れたときに差出人に発行する為替証書で、受け入れた為替金の額が表示されており、証書の受取人はこれと引換えにゆうちょ銀行に為替金の払渡しを請求できるものをいう。金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―為替証書―定額小為替証書
定額小為替証書とは、定額小為替において、ゆうちょ銀行が為替金を受け入れたときに差出人に発行する為替証書で、受け入れた所定の定額の為替金の額が表示されており、証書の受取人はこれと引換えにゆうちょ銀行に為替金の払渡しを請求できるものをいう。金融―仕組み―リターン(投資収益)
リターンとは、資金を融通した(お金を貸した)ことに対する収益(見返り)をいい、投資収益ともいう。金利もリターンの一部である。金融―仕組み―リターン―金利
金利とは、資金(お金・マネー・貨幣)を融通したことによって、その報酬として、融通した資金(元金・元本)に対して一定の割合で支払われる金銭、またはその金額の元金・元本に対する割合をいう。利子・利息ないしは利率も金利とほぼ同義である。償還期間(満期)が10年の長期国債の利回りがあらゆる金利の指標となる。金融―仕組み―リターン―金利―同義語―利子(利息)
利子とは、金銭等を貸したことによって、その報酬として、貸した金銭等(元金)に対して一定の割合で支払われる金銭等をいう。金融―仕組み―リターン―金利―同義語―利子率(利率)
利子率(りしりつ)とは、資金の提供者に対する報酬である利子の元金に対する割合をいう。金融―仕組み―リターン―金利―決定
金利は一般の商品と同様に需要と供給の法則により決定される(貸付資金説)ほか、経済成長率・通貨残高(マネーストック)・インフレなどによっても変動する。金融―仕組み―リターン―金利の指標―長期国債
(複製)長期国債とは、通常、償還期間(満期)が10年の普通国債をいう。長期国債の利回りはあらゆる金利の指標となる。金融―仕組み―リターン―金利―分類―長期金利と短期金利―長期金利
長期金利とは 長期金利の定義・意味・意義 長期金利とは、取引期間が1年を超える長期資金(満期が1年を超える預金や償還期間が1年を超える債券等)の貸借に適用される金利をいう。 長期金利と関係・関連する概...金融―仕組み―リターン―金利―分類―長期金利と短期金利―短期金利
短期金利とは 短期金利の定義・意味・意義 短期金利とは、取引期間が1年未満の短期資金の貸借に適用される金利をいう。 短期金利と関係・関連する概念 反対概念・対概念 長期金利 短期金利の具体例 短期金融...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利
規制金利とは 規制金利の定義・意味・意義 規制金利とは、国が定める公定歩合(日銀が市中銀行へお金を貸し出す際の金利)とそれと連動して動く市中銀行の預金金利などをいう。 規制金利の目的・機能・役割 自由...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利
政策金利とは 政策金利の定義・意味・意義 政策金利とは、中央銀行(日本では日本銀行)の金融政策において、市中金利を望ましい方向に誘導するために決定される目標・基準となる金利をいう。 政策金利の対象 政...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利―対象―公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)
公定歩合とは 公定歩合の定義・意味・意義 公定歩合とは、規制金利の代表として、日本銀行が市中銀行へ資金を貸し出す際の金利をいう。 ただし、2006年(平成18年)8月に、日本銀行は公定歩合の名称を「基...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利―対象―無担保コール翌日物金利
(複製)無担保コール翌日物とは 無担保コール翌日物の定義・意味・意義 無担保コール翌日物とは、無担保コール翌日物の金利、つまり、無担保で借り、借りた翌日には返済するという条件でのコールレートをいう。 無担...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利―具体例―ゼロ金利
ゼロ金利とは ゼロ金利の定義 ゼロ金利とは、政策金利がほぼゼロであることをいう。 なお、政策金利とは、中央銀行(日本では日本銀行)の金融政策において、市中金利を望ましい方向に誘導するために決定される目...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利
自由金利とは 自由金利の定義・意味・意義 自由金利とは、資金の需要と供給で決定される金利をいう。自由金利の目的・機能・役割自由金利のもとでは、金利の決定は資金の需供関係に委ねられることになる。金利の仕...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利―短期金利
(複製)短期金利とは 短期金利の定義・意味・意義 短期金利とは、取引期間が1年未満の短期資金の貸借に適用される金利をいう。 短期金利と関係・関連する概念 反対概念・対概念 長期金利 短期金利の具体例 短期金融...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利―短期金利―コールレート
コールレートとは コールレートの定義・意味・意義 コールレートとは、短期金利のうち、コール市場で成立する金利をいう。 コールレートの具体例 無担保コール翌日物金利 コール市場の種類に応じたコールレート...金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利―短期金利―コールレート―無担保コール翌日物
無担保コール翌日物とは 無担保コール翌日物の定義・意味・意義 無担保コール翌日物とは、無担保コール翌日物の金利、つまり、無担保で借り、借りた翌日には返済するという条件でのコールレートをいう。 無担...金融―仕組み―リターン―金利―分類―単利と複利―複利
複利とは、一定期間後の金利(利子・利息)を元金に組み入れ、次の期間にはこの新元金に対して金利を計算することをいう。金融―仕組み―リターン―利回り
利回りとは、投資した元金(元本)に対する収益(=リターン)の割合をいう。つまり、元本を運用した結果生み出された収益の割合である。特に投資性が高い資産について使用され、金利とは異なり、単利や複利といった金利の計算方法から収益にかかる経費・税金など、投資に係るさまざまな要素を考慮に入れたうえでの割合を意味する。投資対象の効率性を比較するために有用な概念である。金融―歴史―金融の自由化
金融の自由化とは 金融の自由化の定義・意味・意義 金融の自由化とは、金融業界に自由競争の原理を取り入れることをいう。 日本では、1980年代に金融の自由化が急速に進んだ。 金融の自由化の経緯・沿革・歴...金融―歴史―金融の自由化―②金融業務の自由化―金融ビッグバン
金融ビッグバンとは 金融ビッグバンの定義・意味・意義 金融ビッグバンとは、金融の自由化の一内容である金融業務の自由化を進めて、金融制度・システムを大きく改革して一気に自由化したことをいう。 日本版ビッ...
当カテゴリのサイトにおける位置づけ
- ホーム
- 経済学
- 基礎概念・基本概念
- 経済主体
- 経済主体―企業
- 経済主体―企業―分類―株式会社
- 経済主体―企業―分類―非営利法人
- 経済主体―企業―分類―非営利法人―一般法人
- 経済主体―企業―企業結合
- 貨幣・通貨
- 経済体制―市場経済(資本主義の前提)
- 経済体制―資本主義
- 経済体制―資本主義―資本
- マクロ経済―基本概念
- マクロ経済―国富と国民所得―国富(ストック)
- マクロ経済―国富と国民所得―国民所得(フロー)
- マクロ経済―国富と国民所得―国民所得(フロー)―GDP
- マクロ経済―景気変動
- マクロ経済―需要と供給
- マクロ経済―金融
- マクロ経済―金融―金融市場
- マクロ経済―金融―金融市場―役割―資金調達と資産運用
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―株式
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―株式―消却・併合・分割―株式分割
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―取引
- マクロ経済―金融―金融機関
- マクロ経済―金融―金融機関―中央銀行
- マクロ経済―金融―金融機関―市中金融機関
- マクロ経済―金融―金融機関―公的金融機関
- マクロ経済―金融―金融政策
- マクロ経済―財政
- マクロ経済―物価
- 経済事象の相関関係・原因と結果・因果関係
- 経済学