[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利


自由金利とは

自由金利の定義・意味・意義

自由金利とは、資需要供給で決定される金利をいう。

自由金利の目的・機能・役割

自由金利のもとでは、金利の決定は資の需供関係に委ねられることになる。

金利の仕組み(しくみ・メカニズム)

なお、規制金利のもとでは、こうした自由競争の原理が金融機関に及ぶことを防ぎ、過当競争が防止されることになる。

かつて日本では、規制金利により、銀行間の競争が激しくなかった(どの銀行も同じ金利)。

そのため、預金金利が低めに設定され、企業への貸出金利も低かった。

自由金利の位置づけ・体系

金融機関金利は、次の2つの種類に大別される。

  1. 規制金利
  2. 自由金利

自由金利の経緯・沿革・歴史など

規制金利時代

規制金利の時代は、市中銀行預金金利貸出金利公定歩合と連動して変化した。

そのため、公定歩合操作金融政策の代表的な手段であった。

自由金利時代

1980年代以降、金融の国際化の流れの中で、金利の自由化が進んだ。

1979年(昭和54年)CD譲渡性預金)創設
1985年(昭和60年)MMC(市場金利連動型預金)登場
1994年(平成6年)10月金利自由化完了

1994年10月に、当座預金を除く流動性預金金利自由化も完了し、金利の自由化が完了した。

流動性預金とは、預入期間に決まりのない出し入れ自由な預金をいい、当座預金普通預金通知預金がある。

これにより公定歩合預金金利との連動がなくなった。



現在のページのサイトにおける位置づけ

 現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 34 ページ]

  1. 金融
  2. 金融―機能①―資金調達
  3. 金融―機能①―資金調達―負債による資金調達―間接金融―借入
  4. 金融―機能①―資産運用
  5. 金融―機能①―資産運用―負債による資産運用―融資
  6. 金融―機能①―資産運用―資本による資産運用―出資
  7. 金融―機能②―為替
  8. 金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替
  9. 金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―種類―普通為替
  10. 金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―種類―定額小為替
  11. 金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―為替証書(郵便為替証書)
  12. 金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―為替証書―普通為替証書
  13. 金融―機能②―為替―具体例―ゆうちょ銀行の為替―為替証書―定額小為替証書
  14. 金融―仕組み―リターン(投資収益)
  15. 金融―仕組み―リターン―金利
  16. 金融―仕組み―リターン―金利―同義語―利子(利息)
  17. 金融―仕組み―リターン―金利―同義語―利子率(利率)
  18. 金融―仕組み―リターン―金利―決定
  19. 金融―仕組み―リターン―金利の指標―長期国債
  20. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―長期金利と短期金利―長期金利
  21. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―長期金利と短期金利―短期金利
  22. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利
  23. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利
  24. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利―対象―公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)
  25. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利―対象―無担保コール翌日物金利
  26. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―規制金利―政策金利―具体例―ゼロ金利
  27. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利
  28. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利―短期金利
  29. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利―短期金利―コールレート
  30. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―規制金利と自由金利―自由金利―短期金利―コールレート―無担保コール翌日物
  31. 金融―仕組み―リターン―金利―分類―単利と複利―複利
  32. 金融―仕組み―リターン―利回り
  33. 金融―歴史―金融の自由化
  34. 金融―歴史―金融の自由化―②金融業務の自由化―金融ビッグバン

 現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー