［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

企業―分類―人的会社

人的会社とは

人的会社の定義・意味・意義

人的会社とは、社員と会社、社員相互間の関係が密接で、その対外的信用の基礎が社員個人（社員の個人的信用や個性）にある会社をいう。

人的会社の具体例

合名会社、合資会社が人的会社である。

なお、会社法では、合名会社、合資会社、合同会社の３つを持分会社と総称している。

人的会社と関係・関連する概念

反対概念

物的会社

人的会社の特色・特徴

無限責任

一般に社員の責任は無限責任が原則であり、有限責任はとくに法律が認めた場合に限られている。

この原則どおり、人的会社の社員は直接無限責任を負う。

なお、物的会社では、社員の責任が間接有限責任であるため、会社債権者は会社財産だけを引当てとする。

そのため、会社財産の確保を目的とする資本制度が定められる。

所有と経営の分離

人的会社では、社員は経営の意思と能力がある。

そのため、株式会社のように所有と経営は分離されていない。