その他―一人会社
一人会社とは
一人会社の定義・意味・意義
一人会社とは、社員が一人である会社をいう。
なお、会社とは、講学上、「営利を目的とする社団法人」と定義される。
したがって、本来、一人会社というのは言葉の矛盾で、後述するように、旧商法時代には、「一人会社の可否」という有名な論点があった。
社団とは、「一定目的のために結合した人の集団」と定義される。
一人会社の趣旨・目的・機能・役割
一人会社は、実質的には個人企業(個人事業主)であるが、たとえば、次のような目的で利用される。
一人会社の可否
旧商法
旧商法では、合名会社と合資会社については、社員が1人となった場合は解散すると規定されていたことから、一人会社は認められていなかった。
ただし、株式会社については、一人会社の可否という有名な論点があった。
この点、明文の規定はないものの、株式会社については、株主が1人となったことが解散原因とされていなかったので、一人会社が認められるものと解されていた。
会社法
会社法では、すべての会社形態につき、一人会社が認められている。
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