損害保険
損害保険とは
損害保険の定義・意味など
損害保険(そんがいほけん)とは、 偶然の事故によって生じた損害の補てんを目的とする保険をいう。
損害保険の範囲・具体例
損害保険の具体例としては次のようなものがある。
損害保険の分類・種類
損害保険は、短期損害保険と長期損害保険とに大別される。
短期損害保険
短期損害保険とは、保険期間が1年で、一般的には掛け捨ての損害保険をいう。
長期損害保険
長期損害保険とは、保険期間が3年以上で、かつ保険期間満了後に返戻金を支払う旨の定めのある損害保険をいう。
損害保険の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
個人事業主の場合、損害保険料は原則として事業上の経費とはならないので、会計処理は不要である。
使用する勘定科目・記帳の仕方等
短期損害保険料の場合
短期損害保険料は、保険料(支払保険料)勘定で費用処理をする。
しかし、支払った保険料のうち、期末の未経過分は原則として前払費用に計上する。
ただし、支払った日から1年以内のものは、継続を条件に支払った日の属する事業年度の損金算入も認められている。
長期損害保険料の場合
長期損害保険料は、支払った保険料のうち掛け捨て部分は保険料(支払保険料)勘定で費用処理をする。
ただし、1年を超える保険期間の保険料を一括して支払った場合には、当期の事業年度に対応する金額だけが保険料(支払保険料)勘定で費用処理ができ、それ以外の金額はいったん長期前払費用勘定で資産計上したうえ、その後期間按分して保険料(支払保険料)勘定へと振り替えて費用処理を行う。
詳細な内訳については、保険証券などに記載されている。
損害保険の税務・税法・税制上の取り扱い
消費税の課税・非課税・免税・不課税(対象外)の区分
非課税取引
消費税法上、損害保険料は非課税取引として、仕入税額控除の対象とならない(消費税法別表第一)。
No.6201 非課税となる取引|消費税|国税庁 https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6201.htm
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