仕訳
仕訳とは 【journalizing】
仕訳の定義・意味など
仕訳(しわけ)とは、簿記において、取引を、文章ではなく、借方と貸方の2つの要素に分解したうえ(→取引の二重性)、それぞれ勘定科目と金額(→貸借平均の原則)を使って1行に記録することをいう。
なお、journalizing はジャーナリズムと同一語源でもともと「日記・日誌等に記す」という意味である。
※『世界一感動する会計の本です』では、仕訳とは、「1つの取引について、自分(借方)と他人(貸方)の2つの情報を書くこと」で、いわば「ジャーナル・エントリー」「情報入力」であるとしている。
仕訳の目的・役割・意義・機能・作用など
仕訳はいわば取引のメモ書きである。
このメモが集計されて最終的に簿記の目的である決算書が作成される。
つまり、仕訳は簿記の一部(「一部」とはいってもかなりの部分を占める)であるが、そのもっとも基本的で、重要な技術である。
『世界一感動する会計の本です』(著者 山田真哉)には、仕訳、簿記、会計、経理という言葉の使い分けについて、「「仕訳」という素材をもとに、「簿記」の技術を使って「決算書」を作るのが「会計」業務であり、それを実行するのが「経理」担当者」との記述がある。
また、著者は、「仕訳」こそ、「すべてのモノの根本、「会計」の本質」などとも述べている。
仕訳の本質(仕訳の基本的な思考方法・会計的な思考方法)
仕訳を行う場合の基本的な思考方法等については、次のページを参考
仕訳の書式・様式
複式簿記の原則・原理
仕訳をするにあたっては次の2つの原則がある。
勘定科目
金額
摘要
仕訳の分類・種類
仕訳は実務上その用いられ方等により次のようにさまざまな名称で呼称されることがある。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 18 ページ]
- 仕訳
- 仕訳―複式簿記の本質―①取引の二重性(借方と貸方。原因と結果)
- 仕訳―複式簿記の本質―②貸借平均の原則(同一金額)
- 仕訳―本質(会計的思考法)
- 仕訳―書式・様式―摘要
- 仕訳―種類―貸借反対仕訳(反対仕訳・逆仕訳・取消仕訳)
- 仕訳―種類―振替仕訳
- 仕訳―種類―再振替仕訳
- 仕訳―種類―修正仕訳
- 仕訳―種類―訂正仕訳
- 仕訳―種類―単純仕訳と複合仕訳―単純仕訳(単一仕訳)
- 仕訳―種類―単純仕訳と複合仕訳―複合仕訳
- 仕訳―種類―決算仕訳
- 仕訳―種類―決算仕訳―決算整理仕訳(決算修正仕訳)
- 仕訳―種類―決算仕訳―決算振替仕訳
- 仕訳―種類―決算仕訳―決算振替仕訳―損益振替仕訳
- 仕訳―種類―決算仕訳―決算振替仕訳―資本振替仕訳
- 仕訳―種類―決算仕訳―開始仕訳
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ