［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

市中金融機関―市中銀行―業務―固有業務

固有業務

固有業務の定義・意味・意義

固有業務（こゆうぎょうむ）とは、銀行の本業のことで、銀行法に定められた次の３つの銀行の業務をいう。

1. 預金業務（受信業務）
2. 貸出業務（貸付業務・与信業務）
3. 為替業務

銀行法
（業務の範囲）
第十条 　銀行は、次に掲げる業務を営むことができる。
一 　預金又は定期積金等の受入れ
二 　資金の貸付け又は手形の割引
三 　為替取引

固有業務の趣旨・目的・役割・機能

銀行の３大機能の実現

銀行の固有業務は、銀行の３大機能（金融仲介機能・信用創造機能・決済機能）に対応して、これを実現するための業務である。

固有業務の位置づけ・体系（上位概念）

銀行の業務

固有業務は銀行の業務のひとつである。

銀行の業務は大別すると次の３つがある。

1. 固有業務（銀行法１０条１項）
2. 付随業務（同法１０条２項）
3. 周辺業務
   1. 一部の証券業務（同法１１条）
   2. 他の法律に定める業務（同法１２条）