［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

市中金融機関―市中銀行―分類―預金取扱金融機関―協同組織金融機関―農業協同組合（農協）

農業協同組合とは

農業協同組合の定義・意味など

農業協同組合（のうぎょうきょうどうくみあい）とは、農業協同組合法にもとづいて設立された、組合員である農業者の出資による協同組織金融機関をいう。

略して農協（のうきょう）と呼ばれている。

農業協同組合の法的根拠・法律など

農業協同組合法

農業協同組合の目的・役割・意義・機能・作用など

農業協同組合は金融の機能だけではなく、農家が農業をしていくうえの手助けもしている。

美和卓 『２０歳からの金融入門』 日本経済新聞出版社、2009年、141頁。

そのため、その事業内容は多岐にわたる^※が、いわゆる「農協３事業」として次の３つの主要事業を行っている。

^※「農協で扱っていない事業があるならば、風俗業とパチンコぐらい」と言われるほど多岐にわたる。

1. 経済事業
   1. 販売事業…農産物直売所の運営
   2. 購買事業…農機具等の販売等・ガソリンスタンド（JA-SS）やスーパーマーケット（Aコープ）の運営など
2. 信用事業（通称：JAバンク）
3. 共済事業（通称：JA共済）

参考：JA（農業協同組合）│地産地消│日本の食文化と農業について考える http://www.dandantanbo.jp/ja.html

農業協同組合の位置づけ・体系（上位概念等）

協同組織金融機関

農業協同組合は協同組織金融機関のひとつである。

協同組織金融機関には、次のようなものがある。

1. 信用協同組合（信用組合）と信用協同組合連合会
2. 信用金庫（信金）と信用金庫連合会
3. 労働金庫（労金・ろうきん）と労働金庫連合会
4. 農業協同組合（農協）と農業協同組合連合会・農林中央金庫
5. 漁業協同組合（漁協）と漁業協同組合連合会・水産加工業協同組合と水産加工業協同組合連合会