［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

市中金融機関―市中銀行―分類―預金取扱金融機関―普通銀行

普通銀行とは

普通銀行の定義・意味など

普通銀行（ふつうぎんこう）とは、銀行法に基づき、内閣総理大臣の免許を受けて銀行業を営む預金取扱金融機関をいう。

同法では単に「銀行」と呼称するが、他の法律に基づく銀行などと区別するためにこの語が用いられる。

銀行法
（定義等）
第二条 この法律において「銀行」とは、第四条第一項の内閣総理大臣の免許を受けて銀行業を営む者をいう。

普通銀行は次の業務を行う。

• 預金の受入れ
• 資金の貸付け
• 為替取引

銀行法
（定義等）
第二条 …
２ この法律において「銀行業」とは、次に掲げる行為のいずれかを行う営業をいう。
一 預金又は定期積金の受入れと資金の貸付け又は手形の割引とを併せ行うこと。
二 為替取引を行うこと。

市中銀行の業務

普通銀行の分類・種類

普通銀行は、次のような種類に分類される。

• 都市銀行
• 地方銀行
• 第２地方銀行
• 新たな形態の銀行
  • ネット銀行
  • セブン銀行ATMなど

普通銀行の位置づけ・体系（上位概念等）

預金取扱金融機関（市中銀行）

普通銀行は預金取扱金融機関（経済学上は市中銀行と呼ばれる）のひとつである。

なお、預金取扱金融機関は次のように分類される。

• 普通銀行
  • 都市銀行
  • 地方銀行
  • 第２地方銀行
  • ネット銀行
• 長期金融機関
  • 信託銀行
• 協同組織金融機関
  
  • 信用協同組合（信用組合）
  • 信用金庫
  • 労働金庫（ろうきん）
  • 農業協同組合（農協）
  • 漁業協同組合（漁協）
• 民営化金融機関
  • ゆうちょ銀行

日本経済新聞社 『金融入門』 日本経済新聞出版社、2014年、45頁の図表2-1 金融機関の種類などを参考