［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

市中金融機関―市中銀行―機能―３大機能―金融仲介

金融仲介とは

金融仲介の定義・意味など

金融仲介（きんゆうちゅうかい）とは、銀行が資金の貸し手と借り手の仲介をすることをいう。

金融仲介の仕組み（しくみ）

銀行は預金（→預金業務）を貸し出す（→貸出業務）ことで金融仲介を行う。

すなわち、銀行はリスクを遮断することで家計等から短期・小口の資金を多く預かり、資金の滞留性を確保することで、これを企業等に長期・大口の貸出をする。

つまり、銀行の金融仲介は①リスクを遮断することと②資金の貸借の時間に差をつけることで成り立っているといえる。

参考：美和卓 『２０歳からの金融入門』 日本経済新聞出版社、2009年、114頁。

なお、資金を預かる際の金利（＝預金金利）と資金を貸し出す際の金利（＝貸出金利）の差が利ざやとして銀行の利益となる。

金融仲介の位置づけ・体系（上位概念等）

銀行の３大機能

金融仲介は銀行の３大機能のひとつである。

なお、銀行の３大機能とは、経済において銀行が果たしている次の３つの機能をいう。

1. 金融仲介機能
2. 信用創造機能
3. 決済機能