貸借対照表関係―効率性分析―総資産回転率(総資本回転率)
総資産回転率とは
総資産回転率の定義・意味・意義
総資産回転率とは、総資産(負債+自己資本(純資産)→総資本と同じ)が、売上高というかたちで、1年間で何回回収されたかを表す指標をいう。
これにより、総資産(総資本)が、その何倍の売上高を生み出したのかが分かる。
総資本回転率ともいう。
総資産回転率(総資本回転率)の計算方法
総資産回転率(総資本回転率)は、次の計算式・公式で算定・算出する。
総資産回転率の見方・読み方・解釈の仕方
総資産回転率により、資産(資本)が効率的に運用されているのか、を見ることができる。
つまり、この数値が高ければ高いほど、資産(資本)を効率的に活用して売上を上げている、すなわち、効率的な経営が行われていると判断できる。
総資産回転率の基準値・標準値・平均・目安
一般に、総資産回転率の目安は、次のとおり(参照数値)。
大企業 | 中小企業・製造業 | ベンチャー企業 |
---|---|---|
1~ | 1~2 | 3~ |
総資産回転率の注意点・ポイント
したがって、利益についてもあわせてチェックする必要がある。
総資産回転率の位置づけ・体系
総資産回転率は、経営分析において、その会社の効率性を知るための代表的な経営指標である。
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