損益計算書関係―収益性分析―売上原価率
売上原価率とは
売上原価率の定義・意味・意義
売上原価率とは、収益性分析の指標(利益率)の一つで、売上に占める売上原価(費用 経費)の割合をいう。
売上原価率の算定・算出・計算方法
計算式・公式
売上原価率の見方・読み方・解釈の仕方
売上原価率が高ければ高いほど利益を上げるのに経費がかかった(=収益性が低い)ことを意味する。
売上原価率の位置づけ・体系
売上総利益(粗利)に着目した収益性分析
財務分析の総合的な指標(企業の収益性と効率性を同時に表す指標)としては、ROA(総資産利益率・総資本利益率・総資本経常利益率)とROE(自己資本利益率)がある。
そして、財務分析はさらに収益性分析と効率性分析という2つの視点に分けることができる。
損益計算書で表される利益には、売上総利益(粗利)、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益の5つの種類がある。
収益性分析、つまり、収益=利益性の分析は、このうちどの利益に着目するかにより異なってくる。
この点、売上原価率は、売上原価と逆相関関係にある売上総利益(粗利)に着目した収益性分析である、と位置づけられる。
- 財務分析
売上原価率と関係・関連する概念
売上高総利益率
売上高総利益率と売上原価率とは、ともに売上原価に関係する収益性分析の指標で、両者を足すと1になるという関係にある。
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