[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


国民所得(狭義)(NI)―生産国民所得(産業別国民所得)


生産国民所得とは

生産国民所得の定義・意味・意義

生産国民所得とは、生産の側面からとらえた国民所得をいう。

各産業で生産された付加価値マネーの合計である。

付加価値貨幣マネーで測定される(→価値尺度)。

生産国民所得の別名・別称・通称など

生産国民所得は産業別国民所得ともいう。

生産国民所得の算定・算出・計算方法(構成内容・内訳)

生産国民所得は、次の各産業の生産額の合計である。

  1. 第一次産業(農林水産業)
  2. 第二次産業(建設業・鉱工業)
  3. 第三次産業(サービス業・商業)

ただし、1国の国民が生産した付加価値を求めるために、厳密には、これにさらに海外純所得(=国民が外国で生産して得た所得-外国人が日本で生産して得た所得)を加える。

生産国民所得の趣旨・目的・役割・機能

1国の産業構造

生産国民所得により、その国の産業構造がわかる。

生産国民所得の位置づけ・体系(上位概念)

国民所得(狭義)(NI

国民所得NI)はこれを生産・分配・支出の3つの側面のいずれでとらえるかにより、次の3つの種類がある。

  1. 生産国民所得
  2. 分配国民所得
  3. 支出国民所得

なお、これらは同じ付加価値マネーの流れを異なる3つの局面からとらえたものにすぎないので、理論的には等価とされる(→三面等価の原則)。



現在のページのサイトにおける位置づけ

 現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 28 ページ]

  1. 基本用語・概念―産出額
  2. 基本用語・概念―中間生産物
  3. 基本用語・概念―中間生産物―需要面―中間需要
  4. 基本用語・概念―中間生産物―供給面―中間投入(中間投入額)
  5. 基本用語・概念―最終生産物
  6. 基本用語・概念―最終生産物―需要面―最終需要
  7. 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値
  8. 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―分類―粗付加価値
  9. 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―分類―純付加価値
  10. 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―計算方法
  11. 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―計算方法―国レベル(国民経済計算)
  12. 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―計算方法―国レベル(国民経済計算)―控除法
  13. 基本用語・概念―固定資本減耗
  14. 国民所得(広義)
  15. 国民所得(広義)―原則―三面等価の原則
  16. 国民所得(広義)―評価方法―市場価格表示
  17. 国民所得(広義)―評価方法―要素費用表示
  18. 国民総生産―分配―国民総所得(GNI)
  19. 国民純生産―生産―国民純生産(NNP)
  20. 国民純生産―分配―国民純所得(NNI)
  21. 国民所得(狭義)(NI)
  22. 国民所得(狭義)(NI)―生産国民所得(産業別国民所得)
  23. 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得
  24. 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得―雇用者報酬(雇用者所得・勤労所得)
  25. 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得―企業所得
  26. 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得―財産所得
  27. 国民所得(狭義)(NI)―支出国民所得
  28. 国民総生産―生産―旧 国民総生産(GNP)

 現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー