基本用語・概念―最終生産物
最終生産物とは
最終生産物の定義・意味・意義
最終生産物とは、最終的に完成品として消費・投資・輸出される生産物をいう。
つまり、中間生産物は含めず、最終生産物の合計は付加価値の合計に等しくなる。
ただし、文脈により、中間生産物を含めている場合もあり、混乱しやすいので注意を要する。
たとえば、「国内総生産(GDP)は最終生産物の市場価格の合計から、中間生産物の市場価格を差し引いて計算する」などという場合には、中間生産物を含めている。
最終生産物と関係・関連する概念
関係・関連概念
最終需要
買い手側の最終生産物への需要面は最終需要という用語であらわされる。
粗付加価値
売り手側の最終生産物の供給面は粗付加価値という用語であらわされる。
対概念・対義語
中間生産物
最終生産物の位置づけ・体系
国内総生産
最終生産物は最終需要または粗付加価値として国内総生産を構成する。
なお、次のページを参照
最終生産物の具体例
たとえば、消費者が購入したパンは最終生産物であり、企業がパンの生産のために購入した小麦粉はその中間生産物となる。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 28 ページ]
- 基本用語・概念―産出額
- 基本用語・概念―中間生産物
- 基本用語・概念―中間生産物―需要面―中間需要
- 基本用語・概念―中間生産物―供給面―中間投入(中間投入額)
- 基本用語・概念―最終生産物
- 基本用語・概念―最終生産物―需要面―最終需要
- 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値
- 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―分類―粗付加価値
- 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―分類―純付加価値
- 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―計算方法
- 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―計算方法―国レベル(国民経済計算)
- 基本用語・概念―最終生産物―供給面―付加価値―計算方法―国レベル(国民経済計算)―控除法
- 基本用語・概念―固定資本減耗
- 国民所得(広義)
- 国民所得(広義)―原則―三面等価の原則
- 国民所得(広義)―評価方法―市場価格表示
- 国民所得(広義)―評価方法―要素費用表示
- 国民総生産―分配―国民総所得(GNI)
- 国民純生産―生産―国民純生産(NNP)
- 国民純生産―分配―国民純所得(NNI)
- 国民所得(狭義)(NI)
- 国民所得(狭義)(NI)―生産国民所得(産業別国民所得)
- 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得
- 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得―雇用者報酬(雇用者所得・勤労所得)
- 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得―企業所得
- 国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得―財産所得
- 国民所得(狭義)(NI)―支出国民所得
- 国民総生産―生産―旧 国民総生産(GNP)
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ
- ホーム
- 経済学
- 基礎概念・基本概念
- 経済主体
- 経済主体―企業
- 経済主体―企業―分類―株式会社
- 経済主体―企業―分類―非営利法人
- 経済主体―企業―分類―非営利法人―一般法人
- 経済主体―企業―企業結合
- 貨幣・通貨
- 経済体制―市場経済(資本主義の前提)
- 経済体制―資本主義
- 経済体制―資本主義―資本
- マクロ経済―基本概念
- マクロ経済―国富と国民所得―国富(ストック)
- マクロ経済―国富と国民所得―国民所得(フロー)
- マクロ経済―国富と国民所得―国民所得(フロー)―GDP
- マクロ経済―景気変動
- マクロ経済―需要と供給
- マクロ経済―金融
- マクロ経済―金融―金融市場
- マクロ経済―金融―金融市場―役割―資金調達と資産運用
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―株式
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―株式―消却・併合・分割―株式分割
- マクロ経済―金融―金融市場―証券市場―株式市場―取引
- マクロ経済―金融―金融機関
- マクロ経済―金融―金融機関―中央銀行
- マクロ経済―金融―金融機関―市中金融機関
- マクロ経済―金融―金融機関―公的金融機関
- マクロ経済―金融―金融政策
- マクロ経済―財政
- マクロ経済―物価
- 経済事象の相関関係・原因と結果・因果関係
- 経済学