基本用語・概念―中間生産物―供給面―中間投入(中間投入額)
中間投入とは
中間投入の定義・意味・意義
中間投入とは、内生部門が最終生産物を生産するために原材料・燃料・部品・半製品等の中間生産物を供給すること、またはその供給される中間生産物、または供給される中間生産物の量(合計価格)をいう。
最後の意味では、中間投入額とも呼ばれることがある。
中間投入と関係・関連する概念
対概念・対義語
粗付加価値
関係・関連概念
中間需要
中間需要は、買い手側の中間生産物への需要面をあらわした用語である。
中間投入の位置づけ・体系
費用
中間投入は、売り手側の中間生産物の供給面をあらわした用語である。
中間投入は、1企業レベルでいえば、費用(売上原価(商業簿記)や材料費・半製品(工業簿記)と経費※)に相当するものといえる。
※水道光熱費・外注加工費・修繕費等の経費。ただし、付加価値に計上される雇用者所得(人件費)・家計外消費支出(交際費、接待費、福利厚生費などの企業消費)等に相当する経費や固定資本減耗分に相当する減価償却費は除く。
産出額(売上高に相当)からこの中間投入を差し引いたもの(→控除法)が粗付加価値の合計として国内総生産となる。
なお、次のページを参照
中間投入の統計
産業連関表
その内訳、すなわち中間生産物がどの部門にどれだけ中間投入(販売)されたかは、産業連関表を横(行)にみるとわかる。
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