国民所得(狭義)(NI)―分配国民所得―企業所得
企業所得とは
企業所得の定義・意味・意義
企業所得とは、生産された付加価値のうち、生産要素を用いて財やサービスを生産した企業に対して利潤というかたちで分配されるものをいう。
企業所得の位置づけ・体系(上位概念)
分配国民所得
生産された付加価値=国民所得(NI)(→生産国民所得)は、そのすべてが分配される(→分配国民所得)。
このように国民所得(NI)を分配の側面からとらえたものが分配国民所得である。
分配国民所得は、生産に寄与した=生産要素を提供等した経済主体に対して分配される付加価値=マネーの合計となるが、提供した生産要素等に応じて、次の3つからなる。
企業所得の分類・種類
企業所得は次の3つの種類に分類される。
- 民間法人企業所得
- 公的企業所得
- 個人企業所得
企業所得と関係・関連する概念
営業余剰・混合所得
国内総生産(GDP)で、国民所得(NI)における企業所得に対応するものは営業余剰・混合所得となる。
企業所得と営業余剰・混合所得とは次のような関係にある。
企業所得 = 営業余剰・混合所得 + 受け取った財産所得 ー 支払った財産所得
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