国民貸借対照表―統計―国民経済計算確報―ストック編―統合勘定―期末貸借対照表―正味資産―国富―対外純資産
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対外純資産とは
対外純資産の定義・意味・意義
対外純資産とは、日本の企業・個人投資家・政府等が海外に保有する資産=対外資産から対外負債を差し引いたものをいう。
対外純資産の趣旨・目的・役割・機能
対外純資産がプラスであれば債権国、マイナスであれば債務国を意味する。
対外純資産の位置づけ・体系
国富の構成要素・内訳
金融資産については、日本国内の居住者の金融資産は同時に他の国内居住者の負債でもあるので、日本全体としてみればすべて相殺されて国富には計上されない。
しかし、対外純資産は国内の居住者が海外に保有する金融資産なので相殺されず、日本の国富に含まれる。
(国富)
対外純資産の反対概念・対概念
対外純債務
対外資産から対外負債を差し引いたものがマイナスになる場合は、対外純債務という。
対外純資産の統計
対外純資産の算定・算出・計算方法
基準
対外純資産は、国際通貨基金(IMF)の基準にしたがって計算する。
対外純資産の見方・読み方・解釈の仕方・視点
資本輸出国・債権大国
日本の対外純資産は、2012年末時点で22年連続で世界一である。
その額は、2011年度国民経済計算で約265.4兆円で、年間GDPの半分以上に匹敵する額となる。
2011年の実質GDPは約506.8兆円
これは日本が国際経済において資金供給国・資本輸出国となっていることを意味する。
また、日本が海外に巨大な資産を有する債権大国といわれるゆえんである。
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