勘定科目全書として勘定科目を体系的に分類し、その取扱い・処理を解説・説明しています。仕訳の方法・仕方、会計ソフト(弥生会計などパソコン会計)など経理実務のわかりやすいマニュアルです。勘定科目内訳明細書の書き方・作成や青色申告など確定申告のための帳簿のつけ方から日商簿記・簿記検定試験(2級・3級)のための便覧として、辞書・辞典・事典代わりにお役立て下さい。

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差額補充法

差額補充法とは

差額補充法の位置づけ

差額補充法とは、前期の貸倒引当金の勘定残高がある場合、当期に貸倒引当金を設定する方法(貸倒引当金の設定方法)の一つである。

貸倒引当金の設定方法には、差額補充法のほかに洗替法がある。

 

差額補充法の定義・意味

差額補充法とは、貸倒見積額貸倒引当金の勘定残高の差額を繰り入れる方法をいう。

 

差額補充法による会計処理方法と仕訳

貸倒引当金の見積額が貸倒引当金の残高よりも多かった場合

この場合は貸倒引当金が不足していることを意味するで、貸倒引当金繰入勘定を使用して、新たに貸倒引当金を繰り入れる(不足分を補充する)。

この繰入額の算定・算出・計算方法は次のとおりである。

貸倒見積額(設定額)=売上債権期末残高×一定率
繰入額=貸倒見積額貸倒引当金の勘定残高

 

また、この場合の仕訳は次のとおりである。

借方科目 金額 貸方科目 金額
貸倒引当金繰入 ×××× 貸倒引当金 ××××

 

貸倒引当金の見積額が貸倒引当金の残高よりも少なかった場合

この場合は貸倒引当金が余分にあるということを意味するので、貸倒引当金戻入勘定を使用して、貸倒引当金を戻し入れる(余剰分を減少させる)。

この戻入額の算定・算出・計算方法は次のとおりである。

貸倒見積額(設定額)=売上債権期末残高×一定率
戻入額=貸倒引当金の勘定残高-貸倒見積額

 

また、この場合の仕訳は次のとおりである。

借方科目 金額 貸方科目 金額
貸倒引当金 ×××× 貸倒引当金戻入 ××××