租税―会計処理―方法―仮払経理（仮払経理による納付）
仮払経理とは
仮払経理の定義・意味・意義
仮払経理とは、税金の納付に関する会計処理の方法のひとつとして、税金一般を処理する租税公課勘定とは区別された法人税等勘定などを使用することを前提に、税金の中間申告および納付を行った場合に、これを会計上、仮払金（具体的には仮払法人税等勘定など）で処理をする方法をいう。
法人税の確定申告書（別表五（二））の「仮払経理による納付」の額に相当する。
仮払経理の位置づけ・体系
法人税の確定申告では、税金の納付に関する会計処理の方法として、仮払経理も含めて、次の３つの方法が想定されている。
- 充当金取崩し（充当金取崩しによる納付）
- 仮払経理（仮払経理による納付）
- 損金経理（損金経理による納付）
なお、税金の中間申告および納付を仮払経理の方法で処理した場合であっても、確定申告時には、充当金取崩しによる納付を行うことになる。
取引の具体例と仕訳の仕方
法人税・法人住民税・事業税について、中間申告および納付を行った。
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仮払法人税等 | ×××× | 現金預金 | ×××× |
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