[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


金融市場―機能―資金調達―資金調達方法―間接金融


間接金融とは

間接金融の定義・意味・意義

間接金融とは、企業金融機関を介して家計から間接的に外部資を調達すること(必要な資金融機関を介して間接的に供給されるという金融の方法)をいう。

間接金融の位置づけ・体系(上位概念)

資金調達の方法

貨幣が国民経済経済主体のあいだを血液のように循環することで、投資などの経済活動が円滑に行われる。

たとえば、家計が貯蓄した資が、資を必要とする企業などに貸し付けられることで、企業設備投資ができるようになる。

このように資の融通を図ること(貸し借り)を金融という。

そして、その借りる側の側面を資金調達という。

なお、資金調達には次の3つの方法がある。

  1. 自己金融社内留保内部留保)・減価償却費といった内部資の取り崩し
  2. 負債による資金調達
    1. 間接金融
      1. 金融機関からの借入
    2. 直接金融
      1. 社債など債券の発行
      2. CPコマーシャルペーパー)の発行
  3. 資本による資金調達
    1. 直接金融
      1. 株式の発行
間接金融直接金融
負債 借入 債券社債など)
資本 株式

間接金融の仕組み(しくみ)

銀行等の預金業務貸出業務

間接金融のしくみは銀行市中金融機関預金業務貸出業務により実現される。

すなわち、家計は、商品の対価として貨幣を支払う(消費)。

その残りを銀行等に預金をしたりする(貯蓄)(→預金業務)。

そして、銀行等は、預金というかたちで多くの預金者から集めた資を、自らの判断で、さまざまな企業貸し付ける(→貸出業務)。

企業は、借入金の利子銀行等に支払い、銀行等はその一部を預金利子として家計に支払う。

間接金融の動向・傾向・トレンド・流れ

アメリカの金融は、直接金融が中心であるが、日本の金融は、間接金融が中心である。

ただし、直接金融も増加してきている。



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