金融市場―機能―資金調達―資金調達方法―直接金融
直接金融とは
直接金融の定義・意味・意義
直接金融とは、企業が金融機関を通さず、家計から直接的に外部資金を調達することをいう。
直接金融の位置づけ・体系
貨幣が国民経済の経済主体のあいだを血液のように循環することで、投資などの経済活動が円滑に行われる。
たとえば、家計が貯蓄した資金が、資金を必要とする企業などに貸し付けられることで、企業は設備投資ができるようになる。
そして、その借りる側の側面を資金調達という。
なお、資金調達には次の3つの方法がある。
間接金融 | 直接金融 | |
---|---|---|
負債 | 借入 | 債券(社債など) |
資本 | 株式 |
直接金融の方法
株式
企業が家計に出資(企業に参加)してもらうというかたちで資金を調達する方法である。
こうして調達した資金は、企業自身の資金であり、返済の必要のない自己資本となる。
社債
企業が家計から資金を借り入れるというかたちで資金を調達する方法である。
こうして調達した資金は、企業が他から借り入れた資金であり、返済の必要のある他人資本となる。
証券化商品
直接金融の仕組み(しくみ)
家計は、企業が発行した株式や社債を購入するというかたちで、資金を提供することになる。
企業は、提供された資金を運用して経済活動を行い、得た利潤のなかから、株式の場合は配当を、社債の場合には利子を支払う。
直接金融の動向・傾向・トレンド・流れ
アメリカの金融は、直接金融が中心であるが、日本の金融は、間接金融が中心である。
ただし、直接金融も増加してきている。
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