資本―経済学上の資本―分類・種類②―他人資本
他人資本とは 【borrowed capital】
他人資本の定義・意味・意義
他人資本とは、企業が、社債の発行による直接金融や金融機関からの借入れによる間接金融の方法で、外部から資金調達した資金をいう。
他人資本の別名
他人資本は負債である。
借入資本ともいう。
他人資本の位置づけ
他人資本は調達した資金の区別のひとつである。
- 自己資本
- 他人資本
他人資本の特色・特徴
返済の要否
企業内部で資金調達した資金である自己資本とは異なり、他人資本は企業の外部から資金調達した資金である。
したがって、他人資本は返済の必要がある。
社債権者は株主とは異なり、会社が倒産した場合でも、法的には返還請求権を行使できる。ただし、現実には、企業が保有する資産を競売で売却して残った残余財産を、債権額に応じて平等分配を受けるにとどまる。
資金調達コスト
他人資本は金利を支払う必要があり、一般的には、その資金調達コストは高いといわれている。
他人資本の範囲・具体例
他人資本と関連する経済指標
自己資本比率
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