[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


投資信託―分類―運用方法による分類―アクティブファンド ―分類―ファンド・オブ・ファンズ(ファンドオブファンズ)


ファンド・オブ・ファンズ(ファンドオブファンズ)とは

ファンド・オブ・ファンズの定義・意味・意義

ファンド・オブ・ファンズとは、投資対象が他の投資信託である投資信託をいう。

ファンド・オブ・ファンズの趣旨・目的・機能・役割

投資信託は、原則として、株式債券などの個別の銘柄選びをプロに任せるという、それ自体が分散投資の仕組みを内包している金融商品である。

投資信託の意味・意義

しかし、投信を購入する前に、たとえば、安定的な運用をしたいのであれば、国内債券ファンドの比率を増やす、積極的な運用をしたいのであれば、国内株式ファンド外国株式ファンド外国債券ファンドの比率を増やす、といった大枠・方針(=資産配分)は投資家自身が決定しておく必要がある。

投資信託の選び方の基礎・基本

ファンド・オブ・ファンズは、この資産配分の決定もプロに任せるということであり、いわば、究極の自動的な分散投資の仕組みである、ということができる。

ファンド・オブ・ファンズの特色・特徴・特性

ファンド・オブ・ファンズのメリット・長所・利点・有利な点
高い分散投資効果によるパフォーマンスの向上

ファンド・オブ・ファンズでは、投資信託の各運用会社投資信託委託会社)の得意分野の投信を組み合わせることで、さらに高い分散投資効果によるパフォーマンスの向上を期待できる。

資産配分リバランスの作業が不要となる

先述したように、ファンド・オブ・ファンズは、資産配分の決定もプロに任せるということである。

ただし、長期投資では、当初決定した資産配分比率を維持し続けるというリバランスの作業を一定期間おきに行う必要がある。

しかし、ファンド・オブ・ファンズでは、このリバランス作業も投資信託会社が行ってくれることになる。

ファンド・オブ・ファンズのデメリット・短所・弱点・不利な点
高コスト

投資信託の主なコストには、次の2つの種類がある。

  1. 投資信託の販売手数料(購入手数料)…購入時にかかるコスト
  2. 信託報酬(管理・運用手数料)…毎年かかるコスト

ファンド・オブ・ファンズでも当然こうしたコストは発生するが、さらに、ファンド・オブ・ファンズが投資している投信自体についても、こうしたコストが発生する。

つまり、ファンド・オブ・ファンズでは二重の手数料がかかる、ということがよく指摘される点である。

ただし、すべてのファンド・オブ・ファンズが手数料の二重取りとなって高コストになっているわけではない。

なかには、信託報酬率をかなり低めに設定しているファンド・オブ・ファンズもある。

意味不明な分散投資になる可能性がある

たとえば、ファンド・オブ・ファンズの投資対象が国内債券など同じ資産投資対象としている投信に偏っている場合には、結局、インデックスファンドと似た性格のファンドにすぎなくなる。

ファンド・オブ・ファンズの具体例

国際分散型ファンド(国際分散型投資信託

ファンド・オブ・ファンズの位置づけ・体系

ファンド・オブ・ファンズもアクティブファンドの一種であるといえる。



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