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日銀国債保有残高とは
日銀国債保有残高の定義・意味・意義
日銀国債保有残高とは、日本銀行が保有している国債の残高(ストック)をいう。
日銀国債保有残高の位置づけ・体系(上位概念)
日本銀行勘定の資産勘定
日銀が保有する国債の残高は、日本銀行勘定における資産項目のひとつに位置づけられる。
日銀国債保有残高の趣旨・目的・役割・機能
通貨発行・金融緩和
日本銀行は、民間金融機関が日本銀行に開いている当座預金口座(→日銀当座預金)を使用して国債等の売買(→公開市場操作)を行う。
すなわち、民間金融機関がその保有する資産としての国債を日銀に売却する(日銀から見れば、日銀が民間金融機関から国債を買い取る)と、日銀にとっては資産である日銀国債保有残高が増えるとともに、負債である日銀当座預金残高が増えることになる。
財政法5条の市中消化の原則により、直接的・形式的な国債の日銀引き受けは禁止されているが、こうして日銀がいったんは市中消化された国債を民間金融機関から買い取ることにより、結局は(間接的・実質的には)国債を日本銀行が買い取ることになる。
この場合、新たな日銀券(発行銀行券)こそ発行されないものの、発行銀行券とともにハイパワードマネー(マネタリーベース)の大部分を構成している日銀当座預金残高を増やすというかたちで通貨発行をしている、つまり、金融緩和をしていることを意味する。
日銀が保有する国債の性格・性質
日本政府の日本銀行からの借金
日本銀行が保有する資産としての国債は、日本政府に対する債権である。
しかし、日本銀行はジャスダックに上場している認可法人であるが、日本政府が55%を出資している。
つまり、日本政府は日本銀行のいわば親会社であるという関係になる。
これは、日銀が「親会社」の政府に「カネを返せ」などと言い出すこと
はないので、日本政府は借金を返済する必要がないことを意味する。
参考元・引用元:2013年09月29日のブログ|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/day-20130929.html
したがって、自国通貨建て国債の最終的な買い取り窓口は日銀となるため、日本政府が自国通貨建て国債を発行している限り、日本政府は借金を返済する必要がなく、国債デフォルト確率はゼロとなる。
参考元:「実質的な国の借金」が減っているという驚愕の真実|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11582173317.html
ただし、日銀が国債を買い取り続けるとハイパーインフレーションによって通貨が無価値になるため、無限に国債を買い取れるというわけではなく、最終的にはインフレがその歯止めとなる。
日銀国債保有残高の統計指標
日銀国債保有残高は、次の統計より調べることができる。
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