生産高比例法
(" 減価償却費の計算―③減価償却の方法(償却方法)―普通償却―生産高比例法 "から複製)
生産高比例法とは 【production method】
生産高比例法の定義・意味・意義
生産高比例法とは、固定資産の利用料に応じて減価償却費を計上して費用化するという減価償却資産の償却方法をいう。
生産高比例法の別名・別称・通称など
産高比例法、比例法、産高法などともいわれることがある。
生産高比例法の適用範囲・適用対象
生産高比例法は、固定資産の価値の減少が主に固定資産の利用によって生じるもので、その総利用高が正確に計算できる資産に適用される。
具体的には、車両運搬具(自動車)、航空機、鉱業用資産などがある。
生産高比例法による算定・算出・計算方法
生産高比例法による減価償却費=(取得価額-残存価額)×当期実際利用料/総利用可能量
日商簿記などの簿記検定試験では、問題文に特に指定がない場合、残存価額は原則として一律に取得価額の10%で計算する。
なお、固定資産を利用した分だけ減価償却を計上するので、月割り計算は不要である。
生産高比例法の位置づけ・体系
生産高比例法は、固定資産について行う減価償却の方法(減価償却資産の償却方法)の一つである。
減価償却の方法には生産高比例法も含めて次のようなものがある。
減価償却の計算方法(減価償却資産の償却方法)の届出手続き・手順
次のページを参照。
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