仕訳―種類―決算仕訳―決算振替仕訳―資本振替仕訳
資本振替仕訳とは
資本振替仕訳の定義・意味・意義
資本振替仕訳とは、損益勘定という架空の集計勘定の貸方と借方の差額としてあらわされる当期純利益(または当期純損失)を、資本金に加算または減算する仕訳をいう。
資本振替仕訳の位置づけ・体系(上位概念等)
決算振替仕訳
決算書を作成するために決算本手続(帳簿決算)の後半で行われる振替仕訳を決算振替仕訳という。
決算振替仕訳には損益振替仕訳と資本振替仕訳の2つの種類がある。
すなわち、決算振替仕訳では、損益勘定という架空の集計勘定を用いて収益・費用の諸勘定の残高を0にしたうえ(→損益振替仕訳)、その集計勘定の貸方と借方の差額としてあらわされる当期純損益(当期純利益または当期純損失)を資本金に加算または減算する(→資本振替仕訳)。
仕訳
仕訳は実務上その用いられ方等により次のようにさまざまに呼称されている。
資本振替仕訳もそのひとつである。
資本振替仕訳の分類・種類
資本振替仕訳には次の2つの場合がある。
1.損益勘定の貸方合計額(収益合計額)が借方合計額(費用合計額)より多い場合
この場合、その差額は当期純利益となるので、これを損益勘定の借方から資本金勘定の貸方に振り替えて、資本金に加算する。
2.借方合計額(費用合計額)が損益勘定の貸方合計額(収益合計額)より多い場合
この場合、その差額は当期純損失となるので、これを損益勘定の貸方から資本金勘定の借方に振り替えて、資本金に減算する。
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