仕訳―種類―決算仕訳―開始仕訳
開始仕訳とは
開始仕訳の定義・意味・意義
開始仕訳とは、帳簿決算で大陸式決算法を採用している場合、資産・負債・資本の諸勘定について決算残高勘定を用いて行った決算振替仕訳の逆仕訳をいう。
翌期首に行われる。
開始仕訳の趣旨・目的・役割・機能
大陸式決算法では、費用・収益の諸勘定のほか、資産・負債・資本の諸勘定についても決算残高勘定を用いた決算振替仕訳を行なって、総勘定元帳のすべての勘定を締め切る。
そのため、決算残高勘定への振替後の翌期首は資産・負債・資本の諸勘定の残高がゼロとなっている。
そこで、翌期首に決算振替仕訳の逆仕訳=開始仕訳を行なって、資産・負債・資本の諸勘定の残高を元に戻す。
開始仕訳の位置づけ・体系(上位概念等)
仕訳
仕訳は実務上その用いられ方等により次のようにさまざまに呼称されている。
開始仕訳もそのひとつである。
開始仕訳に関する会計・簿記・経理上の取り扱い
会計経理処理方法・簿記の記帳の仕方・使用する勘定科目等
開始残高勘定
開始仕訳を行う場合の諸勘定の相手勘定科目としては、決算残高勘定ではなく、開始残高勘定を使用する。
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