勘定科目―分類②―非人名勘定―実在勘定(実体勘定)
実在勘定とは 【real account】
実在勘定の定義・意味など
実在勘定(じつざいかんじょう)とは、貸借対照表の勘定科目、すなわち、資産勘定・負債勘定・資本勘定の総称をいう。
参考:日本経済新聞社 『会計用語辞典』 日本経済新聞出版社、1978年、91頁。
実在勘定の別名・別称・通称など
実体勘定
実在勘定は実体勘定ともいう。
実在勘定と関係する概念
反対概念・対概念
名目勘定
実在勘定の目的・役割・意義・機能・作用など
実財産
実在勘定は実際に存在する財産を表す。
実在勘定の位置づけ・体系(上位概念等)
勘定科目
…。「人名勘定」(personal account)と「非人名勘定」(impersonal account)という二分類、さらに、「非人名勘定」を「実在勘定」と「名目勘定」とに再分類するという本来的な勘定分類…
久野秀男 「「商品勘定」とは何だったのか」 『学習院大学 経済論集』第29巻第3,4号併合、1993年、287項。
また、次のように分類されることもある。
…、以下本章では、単純な勘定記入がいかにして体系的な資本主義簿記に発展していったのであるかその過程を推定して概説しよう。
債権債務勘定(人名勘定)に商品勘定(非人名勘定)が加わり、債権債務勘定と商品勘定にさらに資本主勘定(資本と費用勘定)が加わった。こうして複式簿記の骨組が完成された。その後、基本的要素は一つも加えられてきていない。
リトルトン 『会計発達史[増補版]』 同文館出版、2002年、46項。
複式簿記の生成史上、周知の様に「債権・債務」の増減・変動を記録する「人名勘定」に始まり、次いで「現金勘定」と「実名諸商品勘定」が登場し、やがて「資本主勘定(費用勘定を含む)」の出現によってこの記帳システムが完成の域に達する。
久野秀男 「「商品勘定」とは何だったのか」 『学習院大学 経済論集』第29巻第3,4号併合、1993年、289項。
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