勘定科目―分類①―特別なグループ―評価勘定
評価勘定とは 【valuation account】
評価勘定の定義・意味など
評価勘定(ひょうかかんじょう)とは、本来の勘定の代わりに使用されるもので、そのマイナスの性質を有するものとして、その反対の貸借に記帳される勘定をいう。
参考:『日商簿記3級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、140頁・263項。
評価勘定の具体例
評価勘定には次のようなものがある。
評価勘定の目的・役割・意義・機能・作用など
たとえば、期末の売掛金に対して貸倒見積額(債権の期末残高のうち次期以降貸倒れになることが予想される金額)を計上する場合は、本来の資産勘定である売掛金勘定を減少させる代わりにその評価勘定である貸倒引当金勘定の貸方に記帳する(→貸倒引当金の設定)。
これは、期末時点では売掛金は現実にはまだ貸し倒れていないため、売掛金自体を減少することできないからである。
参考:『日商簿記3級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、263項。
評価勘定の位置づけ・体系(上位概念等)
勘定科目の特別なグループ
勘定科目は、その性質により、資産・負債・資本・費用・収益の5つのグループに大別される。
ただし、このグループに単純には分類できない、次のような特別な勘定科目のグループもある。
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