[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


試用販売―①試送


試送とは

試送の定義・意味など

試送(しそう)とは、試用販売のため商品試用品)を発送することをいう。

『日商簿記2級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、56項。

試送の位置づけ・体系(上位概念等)

試用販売

試送は試用販売の手順のひとつである。

なお、試用販売の手順は以下のとおり。

  1. 商品の試送
  2. 買取りの決定
    1. 試用品の買取りの意思表示
    2. 試用品の返送

試送の会計簿記経理上の取り扱い

会計処理方法

使用する勘定科目・記帳の仕方等
手許商品区分法による場合

手許商品区分法による場合、商品を試送したときは、試用品原価仕入勘定から試用品勘定振り替える。

対照勘定法による場合

対照勘定法による場合、商品を試送したときは、試用品売価試用販売未収金(または試用販売売掛金試用販売契約勘定試用仮売上(または試用販売勘定という一対の対照勘定を用いて備忘記録する。

『日商簿記2級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、56項。

取引の具体例と仕訳の仕方

手許商品区分法による場合

取引

試用販売のため、商品10万円(売価15万円)を試送した。

仕訳

借方科目
貸方科目
試用品 10万 仕入 10万

対照勘定法による場合

取引

試用販売のため、商品10万円(売価15万円)を試送した。

仕訳

借方科目
貸方科目
試用販売未収金 15万 試用仮売上 15万




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  1. 試用販売
  2. 試用販売―①試送
  3. 試用販売―②買取りの意思決定―試用品の買取りの意思表示
  4. 試用販売―②買取りの意思決定―試用品の返送

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