[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


簿記の分類1―簡易簿記


簡易簿記とは

簡易簿記の定義・意味・意義

簡易簿記とは、複式簿記による仕訳転記、集計を行わないで、簡易帳簿と呼ばれるに売上げなどの総収入金額仕入れその他必要経費に関する事項、つまり、損益計算書に関する事項だけを記帳する簿記の方法をいう。

簡易簿記の目的・趣旨・機能

簡易簿記では、損益計算書の作成を目的とする。

貸借対照表については損益計算書に関係する資産負債についてのみ記録することになる。

白色申告者には原則として記帳義務はないが、前年または前々年の所得が300万円を超えた場合には、簡易簿記による記帳義務が課されている。

なお、簡易簿記とはいっても、青色申告の特典を受けるための必要条件は満たす。

企業会計原則―一般原則―正規の簿記の原則

簡易簿記の位置づけ

簿記を、方式・技術により分類すると、次のようになる。

簡易簿記の内容

簡易簿記では、通常、次の5つの簡易帳簿により、売上仕入経費のすべての流れを把握することになる。

  1. 現金出納帳
  2. 売掛帳
  3. 買掛帳
  4. 経費帳
  5. 固定資産台帳



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