損益計算書原則―収益・費用の認識基準(期間帰属・計上時期)
認識基準とは
認識基準の定義・意味・意義
認識基準とは、会計学において、収益や費用を財務諸表に計上すべき時期(収益や費用をいつの時点で認識するのか)について判断する基準のことである。
期間帰属・計上時期という用語で論じられることもある。
認識基準の位置づけ・体系
認識基準は、損益計算書における期間利益計算において、重要になってくる問題である。
認識基準の分類・種類
この認識基準には、次のような種類がある。
すべての費用及び収益は、その支出及び収入に基づいて計上し、その発生した期間に正しく割当てられるように処理しなければならない。
ただし、収益の認識基準には修正が加えられている。
すなわち、収益の認識基準としては実現主義により慎重に認識し、費用の認識基準としては発生主義によりもらさず認識する。
認識基準の別名など
認識基準の問題は、収益や費用をいつの事業年度に計上するか(各取引が適切な会計期間に計上されているか)という期間帰属の問題と同じ意味である。
なお、期間帰属の問題は、監査用語としては、カットオフと呼ばれる。
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