[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


損益計算書原則―収益・費用の認識基準(期間帰属・計上時期)


認識基準とは

認識基準の定義・意味・意義

認識基準とは、会計学において、収益費用財務諸表に計上すべき時期(収益費用をいつの時点で認識するのか)について判断する基準のことである。

期間帰属計上時期という用語で論じられることもある。

認識基準の位置づけ・体系

認識基準は、損益計算書における期間利益計算において、重要になってくる問題である。

認識基準の分類・種類

収益費用のそれぞれで認識基準がある。

この認識基準には、次のような種類がある。

このうち企業会計原則では、発生主義によるものとしている。

すべての費用及び収益は、その支出及び収入に基づいて計上し、その発生した期間に正しく割当てられるように処理しなければならない。

ただし、収益の認識基準には修正が加えられている。

すなわち、収益の認識基準としては実現主義により慎重に認識し、費用の認識基準としては発生主義によりもらさず認識する。

認識基準の別名など

認識基準の問題は、収益費用をいつの事業年度に計上するか(各取引が適切な会計期間に計上されているか)という期間帰属の問題と同じ意味である。

なお、期間帰属の問題は、監査用語としては、カットオフと呼ばれる。



現在のページのサイトにおける位置づけ

 現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 24 ページ]

  1. 損益計算書原則
  2. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準(期間帰属・計上時期)
  3. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―発生主義
  4. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―発生主義―工事進行基準
  5. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義
  6. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準
  7. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―出荷基準(発送基準)
  8. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―引渡基準
  9. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―納品基準(着荷基準)
  10. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―検収基準
  11. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―使用収益開始基準
  12. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―検針基準(検診日基準)
  13. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―取付完了基準
  14. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―販売基準―役務完了基準
  15. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―実現主義―工事完成基準
  16. 損益計算書原則―収益・費用の認識基準―現金主義
  17. 損益計算書原則―収益の認識基準(計上時期・期間帰属)
  18. 損益計算書原則―収益の認識基準―税法―権利確定主義
  19. 損益計算書原則―費用の認識基準(費用の計上基準・費用の帰属時期)
  20. 損益計算書原則―費用の認識基準―税法―債務確定主義
  21. 損益計算書原則―費用の認識基準―税法―債務確定主義―適用対象・適用範囲
  22. 損益計算書原則―費用収益対応の原則
  23. 損益計算書原則―費用収益対応の原則―個別対応(個別的対応・直接的対応)
  24. 損益計算書原則―費用収益対応の原則―期間対応(期間的対応・間接的対応)

 現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー