損益計算書原則―費用の認識基準(費用の計上基準・費用の帰属時期)
費用の認識基準とは
費用の認識基準の定義・意味など
費用の認識基準(ひようにんしききじゅん)とは、費用をいつ計上するか(どの年の費用にするか)に関する基準をいう。
費用の認識基準の別名・別称・通称など
費用の計上基準・費用の帰属時期
費用の認識基準については、費用の計上基準(ひようのけいじょうきじゅん)などさまざまな呼び方がされている。
なお、税務上では、費用の帰属時期(ひようのきぞくじき)などと呼ばれている。
費用の認識基準の目的・役割・意義・機能・作用など
会計は、決算書を作成して企業の財政状態と経営成績を、投資家・債権者(銀行などの金融機関や取引先)・税務署などの利害関係者に報告することを目的とする。
そして、適正な損益期間計算を行うためには、費用を適正な会計期間に帰属させること、つまり、費用の認識基準が重要となる。
費用の認識基準の具体例
費用の認識基準に関する考え方には、大別すると、次の3つの考え方がある。
費用の認識基準は、原則として、発生主義による。
企業会計原則
第二 損益計算書原則
(損益計算書の本質)
一 …
A すべての費用及び収益は、その支出及び収入に基づいて計上し、その発生した期間に正しく割当てられるように処理しなければならない。
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