貸借対照表原則―評価―資産の評価基準―取得原価―取得原価主義(原価主義)
取得原価主義とは 【principle of acquisition cost】
取得原価主義の定義・意味など
取得原価主義(しゅとくげんかしゅぎ)とは、資産の評価基準として、資産は時価ではなく取得原価(取得価額・原価)で評価する原則をいう。
取得原価主義の別名・別称・通称など
原価主義
取得原価主義は、単に、原価主義ともいう。
取得原価主義と関係する概念
反対概念・対概念
時価主義
取得原価主義の反対概念は時価主義である。
なお、ここにいう時価とは、決算時の市場における資産価格を意味する。
取得原価主義の目的・役割・意義・機能・作用など
貸借対照表に記載される資産価格は、原則として時価ではなく、取得原価に基づく。
取得原価主義の理論的根拠・理由
資本と利益の区別(→資本利益区別の原則)
取得原価主義が採用されている根拠・理由は、(株主への)配当可能利益を資本と区別して算定することに適している点にある。
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