金融政策
金融政策とは 【financial policy】
金融政策の定義・意味・意義
金融政策の位置づけ・体系(上位概念)
経済政策
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金融政策の趣旨・目的・役割・機能
金融政策の目的は、次の3つがある。
金融政策の方向性
上記目的を実現するためにとられる金融政策の方向性には大別すると次の2つがある。
金融政策の目標
上記目的を実現するために金融政策の目標とされるものは大別すると次の2つがある。
詳細については、次のページを参照。
金融政策の手段・方法
そして、金利またはマネーの量(マネタリーベースまたはマネーサプライ)をコントロールするための主な手段・方法は次の3つがある。
その中心は、公開市場操作である。
日本銀行の政策委員会によって決定される。
このほか、民間金融機関の貸出額を規制する窓口規制があったが、1991年7月に廃止された。
金融政策の問題点・課題
バブル期
膨張したマネー経済のもとでは、金融政策による通貨残高のコントロールがきかないという新しい状況も出現している。
たとえば、中央銀行が景気の過熱を調整するために金利を引き上げても、マネーサプライ(マネーストック・通貨残高)が減少しないなどの状況である。
これは、民間金融機関が金融派生商品などにより積極的に信用創造(貨幣の供給)を行うようになってきたからである。
ゼロ金利政策
ゼロ金利が続く経済においては、中央銀行がハイパワードマネーを供給しても物価に影響を与えられないばかりか、マネーサプライにすら影響を与えることができないという状況が発生した。
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