［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

株式払込剰余金

株式払込剰余金とは

株式払込剰余金の定義・意味など

株式払込剰余金（しほんじゅんびきん）とは、会社法の規定により、株主が払込みをした額のうち、資本金として計上しないこととした額＝株式払込剰余金を処理するための勘定科目をいう。

なお、会社法が定める株式払込剰余金一般については、次のページを参照。

貸借対照表―純資産―株主資本―剰余金―資本剰余金―資本準備金―株式払込剰余金

法人・個人の別

法人

株式払込剰余金は法人特有の勘定科目である。

株式払込剰余金の決算等における位置づけ等

株式払込剰余金の財務諸表における区分表示と表示科目

貸借対照表 ＞ 純資産の部 ＞ 株主資本 ＞ 資本剰余金 ＞ 資本準備金

区分表示

株式払込剰余金は資本剰余金として株主資本の一部を構成する。

表示科目

資本準備金

株式払込剰余金は、貸借対照表上は資本準備金として表示する。

ただし、連結財務諸表では資本準備金は表示されないので、資本剰余金として表示する。

株式払込剰余金の会計・簿記・経理上の取り扱い

取引の具体例と仕訳の仕方

増資を行い、100万円が普通預金に払い込まれた。このうち、1/2は資本に組み入れないこととした。

借方科目	金額	貸方科目	金額
普通預金	1,000,000	資本金	500,000
		株式払込剰余金	500,000

株式払込剰余金の税務・税法・税制上の取り扱い

消費税の課税・非課税・免税・不課税（対象外）の区分

不課税取引（課税対象外）

消費税法上、株式払込剰余金は不課税取引として消費税の課税対象外である。