[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


支出面―国内総支出(GDE)―指標―国内総生産(支出側)―純輸出


純輸出とは

純輸出の定義・意味・意義

純輸出とは、輸出から輸入を控除したものをいう。

純輸出の別名・別称・通称など

外需

外需とは国外・海外からの需要をいい、財貨サービスの輸出を指すが、純輸出のことを指している場合も多い。

純輸出の位置づけ・体系

国内総生産(支出側)の構成項目・要素・内訳

純輸出は国内総生産(支出側)の構成項目のひとつである。

なお、国内総生産(支出側)の構成項目の概略は次のとおりである。

  1. 消費支出
    1. 民間最終消費支出
    2. 政府最終消費支出
  2. 総資本形成
    1. 総固定資本形成
    2. 在庫品増加
  3. 財貨・サービスの純輸出
    1. 財貨サービスの輸出
    2. (控除)財貨サービスの輸入

国民経済計算確報の主要系列表を参考にして作成

純輸出の趣旨・目的・役割・機能

外需として経済成長の一要因

景気をよくする、ということは、経済成長する、ということである。

この「経済」成長の「経済」は国内総生産GDP)を指す。

したがって、経済成長する、ということは、国内総生産GDP)を増やす、ということと同じ意味である。

そして、経済成長する=国内総生産GDP)を増やすには、内需または外需(純輸出)を増加すればよい(経済成長率内需寄与度外需寄与度)ことが上記の国内総生産(支出側)の構成からわかる。

純輸出の統計

国民経済計算確報
フロー編の統合勘定国内総生産勘定(生産側及び支出側)」

フロー編の統合勘定国内総生産勘定(生産側及び支出側)」では、「財貨サービスの輸出」「(控除)財貨サービスの輸入」とだけ表記され、特に純輸出という用語は使用されていない。

主要系列表「国内総生産(支出側)

主要系列表「国内総生産(支出側)」では、純輸出を指す用語として「財貨・サービスの純輸出」という用語が使用されている。

四半期別GDP速報



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