当座預金―当座借越―会計処理―一勘定制
一勘定制とは
一勘定制の定義・意味など
一勘定制(いちかんじょうせい)とは、当座借越契約にもとづく当座借越(当座預金残高を越えて認められた小切手の振出の金額)を当座勘定のみを用いて処理をする方法をいう。
一勘定制の位置づけ・体系(上位概念等)
当座借越の会計処理方法
- 二勘定制
- 一勘定制
一勘定制の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
当座
すなわち、当座預金残高または当座借越残高がいくらであろうと、すべて当座勘定だけで記帳する。
したがって、当座預金に預け入れたときは当座勘定の借方に、小切手を振り出したときは当座勘定の貸方に記帳する。
なお、当座勘定が、借方残高の場合は当座預金残高、貸方残高の場合は当座借越残高を表す。
『日商簿記3級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、86項。
取引の具体例と仕訳の仕方
当座預金残高を超えて小切手を振り出したとき
当座預金残高が500,000円のところ、仕入の支払のため、600,000円分の小切手を振り出した。
仕入 | 600,000 | 当座 | 500,000 |
当座預金に預け入れたとき
上記例において、その後、250,000円分の売掛金を現金で回収したので、ただちに当座預金に預け入れた。
当座 | 250,000 | 売掛金 | 250,000 |
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