当座預金―当座借越―当座借越契約(当座貸越契約)
当座借越契約とは
当座借越契約の定義・意味など
当座借越契約(とうざかりこしけいやく)とは、あらかじめ約定した限度額(借越限度額)の範囲内で、当座預金残高が不足する場合であっても自動的に融資が実行されることで、当座預金残高を超えた小切手の振出が認められる銀行との契約をいう。
当座借越契約の別名・別称・通称など
当座貸越契約
当座借越契約書は銀行が作成するので、その名称は「当座貸越契約書」となっている。
当座借越契約の目的・役割・意義・機能・作用など
小切手や手形が決済のために回ってきても、当座預金の残高不足により必要な金額が引き落とされない場合、不渡り処分となる。
そして、6カ月間に2回不渡りを発生させると、手形交換所から銀行取引停止処分を受ける。
この停止処分を受けると、金融機関と取引ができなくなるため、事実上の倒産となってしまう。
当座借越契約は、この危険を回避するために締結されるものである。
当座借越契約と関係する概念
当座借越契約から派生する概念
当座借越
当座借越契約にもとづき、当座預金残高を越えて認められた小切手の振出の金額を当座借越という。
当座借越契約の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
当座借越契約にもとづく当座借越の会計処理には二勘定制と一勘定制の2つの方法がある。
二勘定制
二勘定制では、当座預金勘定(資産)と当座借越勘定(負債)の2つの勘定科目を用いて処理をする。
その具体的な会計処理については、次のページを参照。
一勘定制
その具体的な会計処理については、次のページを参照。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 7 ページ]
- 当座預金
- 当座預金―当座借越(当座貸越)
- 当座預金―当座借越―当座借越契約(当座貸越契約)
- 当座預金―当座借越―会計処理―二勘定制
- 当座預金―当座借越―会計処理―一勘定制
- 当座預金の修正―銀行勘定調整表
- 当座預金の修正―銀行勘定調整表―未取付小切手(未呈示小切手・未落小切手)
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ
- ホーム
- 取引別―商業簿記その他一般
- 商品売買
- 商品売買―一般商品売買―仕入れ
- 商品売買―一般商品売買―売上げ
- 商品売買―一般商品売買―売掛金・買掛金
- 商品売買―一般商品売買―値引・返品・割戻・割引
- 商品売買―一般商品売買―諸掛
- 商品売買―一般商品売買―前払い(内金・手付金)
- 商品売買―一般商品売買―在庫
- 商品売買―特殊商品売買
- 商品売買―特殊商品売買―未着品売買
- 商品売買―特殊商品売買―委託販売・受託販売
- 商品売買―特殊商品売買―委託買付・受託買付
- 商品売買―特殊商品売買―試用販売
- 商品売買―特殊商品売買―予約販売
- 商品売買―特殊商品売買―割賦販売
- 金銭債権
- 金銭債務
- 現金
- 預金
- 預金―当座預金
- 小切手
- 手形
- 有価証券
- 棚卸資産
- 固定資産―資本的支出と収益的支出(修繕費)
- 固定資産―減価償却
- 固定資産―減価償却―減価償却費の計算
- 固定資産―減価償却―減価償却の方法の選定
- 固定資産―有形固定資産
- 固定資産―無形固定資産
- 固定資産―圧縮記帳
- 固定資産―減損
- その他の債権債務―仮勘定(仮払金・仮受金)
- その他の債権債務―立替金・預り金
- 貸倒れ
- リース取引
- 引当金
- 人事労務―賃金
- 人事労務―福利厚生制度
- 人事労務―退職給付制度
- 人事労務―年金
- 経営セーフティ共済
- 外貨建取引等
- 個人事業主―元入金(資本金)勘定と引出金勘定
- 個人事業主―事業主貸・事業主借勘定と専従者給与勘定
- 取引別―商業簿記その他一般