元入金―減少―資本の引き出し
資本の引き出しとは
資本の引き出しの定義・意味など
資本の引き出し(しほんのひきだし)とは、個人事業主が事業資金を私的な目的(事業以外の目的)に使用することをいう。
資本の引き出しの範囲・具体例
資本の引き出しの具体例としては次のようなものがある。
資本の引き出しの目的・役割・意義・機能・作用など
資本の減少取引
資本の引き出しの会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
期中
期中に、個人事業主が事業資金を生活費などに私的に使用した=資本を引き出したときは、資本金勘定の借方に記帳して資本金自体を減少させるのが原則である。
ただし、頻繁に私的な目的に使用する場合は、資本金勘定の代わりとして事業主貸(事業主の個人に対する貸付。資産)という事業主勘定または資本金の評価勘定である引出金勘定を設定し、その引出額を事業主貸または引出金勘定の借方に記帳する。
取引の具体例と仕訳の仕方
資本金 | 1万 | 現金 | 1万 |
事業主貸 | 1万 | 現金 | 1万 |
引出金 | 1万 | 現金 | 1万 |
資本の引き出しの税務・税法・税制上の取り扱い
消費税の課税・非課税・免税・不課税(対象外)の区分
不課税取引(課税対象外)
消費税法上、資本の引き出しは不課税取引として消費税の課税対象外である。
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