[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


副産物


副産物とは

副産物の定義・意味

副産物とは、同一の製造工程で2種類以上の物品が産出される場合、相対的に価値の低い物品をいう。

なお、この場合、相対的に価値の高い物品を主製品または主産物という。

副産物の範囲・具体例

副産物の例としては、具体的には、次のようなものがある。

  • 豆腐製造における「おから」
  • 石油精製業における硫黄やコールタール

副産物の財務諸表における区分表示表示科目

貸借対照表資産流動資産製品

※副産物は、貸借対照表上は、「製品」に含めて表示する。

副産物の会計経理処理

副産物の評価

副産物が発生した場合、その額(評価額)を計算する。

評価額の計算方法は、発生した副産物を売却するか、自家消費するか、さらには、加工が必要か否かによって異なってくる。

副産物の評価額の算定・算出・計算方法
利用方法
加工の要否
計算方法
売却
不要
見積売却価額-見積販売費一般管理費
必要
見積売却価額-見積販売費一般管理費-見積加工費
自家消費
不要
見積購入価額
必要
見積購入価額-見積加工費

仕訳の具体例(帳簿記入・記帳法)

借方科目 貸方科目
副産物 ×××× 仕掛品 ××××



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