割引料(支払割引料・手形割引料)
割引料とは
割引料の定義・意味など
割引料(わりびきりょう)とは、手形割引の割引料(ここでは手形割引をした場合の手形額面金額と手取額との差額を意味する)※を処理する費用勘定をいう。
※ただし、後述するように手形割引の割引料を本勘定で処理をすることは適切ではない。
割引料の別名・別称・通称など
支払割引料・手形割引料
割引料は支払割引料または手形割引料ともいう。
他の勘定科目との関係
手形売却損・手形譲渡損
従来、手形割引は(手形の売買ではなく)文字どおり手形の割引と解して、手形割引における手形の額面金額と手取額との差額を手形の割引料としてとらえ、この割引料を割引料(または利子割引料(支払利息割引料))勘定などで処理していた。
しかし、金融商品会計導入により、手形割引は手形の売買として解されるようになったため、手形割引における手形の額面金額と手取額との差額は手形の割引料ではなく売却損(または譲渡損)となるので、手形売却損(または手形譲渡損)勘定を使用するのが適切といえる。
利子割引料
青色申告決算書(損益計算書)の経費欄では、割引料と支払利息をあわせて利子割引料という科目が用いられている。
割引料の決算等における位置づけ等
割引料の財務諸表における区分表示と表示科目
損益計算書 > 経常損益の部 >営業外損益の部 > 営業外費用 > 割引料
割引料の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
割引料の計算方法
割引料は日割り計算で、次の計算式により算出する。
割引料 = 手形金額 × 割引率 ÷ 365 × 手形割引実行日から手形支払期日までの日数
小数点以下は切り捨て
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