売上―分類―純売上高
純売上高とは
純売上高の定義・意味など
純売上高(じゅんうりあげだか)とは、売上高控除項目により減少した後の売上高をいう。
参考:『日商簿記3級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、60項。
純売上高の位置づけ・体系(上位概念等)
売上
売上には、次の2つの種類がある。
- 総売上高
- 純売上高
純売上高の目的・役割・意義・機能・作用など
純額主義
財務諸表(損益計算書・貸借対照表)の表示方法は次の2つに大別される。
この点、企業会計原則では、費用の項目と収益の項目とはそれぞれ相殺せずにすべて計上しなければならないとして、損益計算書については総額主義を原則としている(→総額主義の原則)。
企業会計原則
第二 損益計算書原則
(損益計算書の本質)
一 …
B 費用及び収益は、総額によって記載することを原則とし、費用の項目と収益の項目とを直接に相殺することによってその全部又は一部を損益計算書から除去してはならない。
…
第三 貸借対照表原則
(貸借対照表の本質)
一 …
B 資産、負債及び資本は総額によって記載することを原則とし、資産の項目と負債又は資本の項目とを相殺することによって、その全部又は一部を貸借対照表から除去してはならない。
ただし、重要性の原則から総額主義の原則には例外があり、売上高控除項目の表示などには純額主義が認められている。
純売上高は純額主義により売上を表示した場合の売上高を意味する。
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